各種検査|大阪府茨木市総持寺の内科・小児科|たなべ医院

〒567-0021大阪府茨木市三島丘2-6-3 ペルル三島丘 3F
072-646-7177
WEB予約 求人案内 インスタ
ヘッダー画像

各種検査

各種検査|大阪府茨木市総持寺の内科・小児科|たなべ医院

当院では、腹部エコー検査、X線(レントゲン)検査、骨密度検査、心電図検査、血液検査、感染症迅速検査を行っております。

腹部エコー検査

高い周波数の超音波を腹部にあて、腹部臓器の状態を調べる検査です。胃や腸、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、大血管の様子を観察することができます。検査は、X線やCTなどと違い、被爆もなく安全な検査です。短時間で非常に多くの情報をリアルタイムに得ることができるので、有効な検査です。

X線検査

レントゲン検査は、X線(エックス線)を体にあてることにより、画像化する検査です。空気は黒く、骨は白く見えます。一般的に『レントゲン撮影』と呼ばれます。当院では、最新のDRシステム(デジタルX線撮影システム)を導入しています。従来のフィルム撮影やCR方式と比べて、よりスピーディーで高精度な画像診断が可能になり、患者さんにとって安心できる検査環境を提供します。

DRシステムのメリット

  1. 検査時間の短縮
    撮影した画像をすぐにデジタル処理できるため、結果をその場で確認可能。患者さんの待ち時間を大幅に減らします。
  2. 高画質で正確な診断
    デジタル技術により、骨や臓器の細かな部分まで鮮明に描出。診断の精度が向上し、病気の早期発見につながります。
  3. 被ばく線量の低減
    必要なX線量を抑えながら高画質な画像を得られるため、患者さんの体への負担を軽減します。
  4. リアルタイムで診療に活用
    撮影直後に画像を確認できるので、診察の場で結果をお伝えし、治療方針を迅速に決定できます。
  5. 快適な検査環境
    フィルムの現像やカセットの入れ替えが不要なため、検査室の動線がスムーズになり、患者さんもリラックスして検査を受けられます。

まとめ

DRシステムは、スピード・精度・安全性を兼ね備えた最新のX線検査システムです。 患者さんにとっては「待ち時間が少ない」「体への負担が少ない」「安心して診療を受けられる」という大きなメリットがあります。

骨密度検査

ALPHYS A(X線骨密度測定装置)

骨の健康を守るために

「骨密度」は、骨の強さを判定するための代表的な指標です。骨密度検査では、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。骨の健康を知る上で重要な手がかりです。
骨粗しょう症は、骨折や寝たきりの原因となる病気で、早期発見と治療効果の確認がとても重要です。ALPHYS A は、前腕を対象に骨密度を測定する最新のX線装置で、短時間・高精度・負担の少ない検査を実現しています。

他の検査との違い

超音波法との違い

  • 超音波法は、かかとなどに超音波を当てて骨の状態を推定する方法です。
  • 簡便で被曝がない反面、骨密度そのものを直接測定するわけではなく、精度に限界があります。
  • 一方、ALPHYS ADXA法(X線二重エネルギー吸収法) を採用しており、骨密度を直接測定できるため、治療判定や経過観察に信頼性が高いのが特徴です。

中手骨での検査との違い

  • 中手骨(手の甲の骨)をX線で撮影して骨の太さや形から骨粗しょう症を推定する方法もあります。
  • しかし、この方法は骨密度を定量的に測定するものではなく、あくまで形態的な評価にとどまります。
  • ALPHYS Aは、前腕の骨密度を数値として測定できるため、治療効果の判定や微細な変化の追跡に適しているのが大きな違いです。

ALPHYS Aの特徴

  1. 短時間で検査可能:最短7.5秒で測定完了
  2. 高精度な測定:DXA法で微細な骨密度変化も捉えられる。
  3. 自動角度補正(AAA機能):測定値のばらつきを抑制。
  4. 左右の腕を自動認識:自然な姿勢で検査可能。
  5. 車椅子にも対応:昇降台車で無理なく検査。
  6. 多様なレポート機能:簡易から詳細まで目的に応じた情報を提供。

患者さんにとってのメリット

  1. 痛みのない検査:前腕を置くだけで測定可能。
  2. 骨粗しょう症の早期発見:リスクが高い方に有効。
  3. 治療判定に活用可能:薬や生活改善の効果を定期的に確認できる。

まとめ

ALPHYS Aは、超音波法や中手骨検査と比べて「骨密度を直接・定量的に測定できる」点が大きな強みです。 そのため、骨粗しょう症の早期発見だけでなく、治療判定や経過観察にも活かせる信頼性の高い検査を提供します。

心電図検査

心電図検査は、診察や健康診断などの際に頻度が高い一般的な検査です。心臓の筋肉に流れる電流を、体表面から記録する検査です。心電図検査では、電流の流れ具合で異常がないかがわかります。また、1分間に電気が発生する回数である心拍数も測定されます。心電図は病気を発見するためにとても有用な検査ですが、心電図検査だけでは見つけることが難しい心臓病もあります。当院では12誘導心電図に加え、病院外で発生する不整脈を見落とさないよう、24時間記録できるホルター心電図を受けることができます。

血液検査

アレルギー検査(ドロップスクリーン)

近年、花粉症をはじめ、様々な物質にアレルギー反応を起こす人が増えてきました。当院ではドロップスクリーンという検査機器を用い、アレルギーの原因を調べることができます。

1滴の血液で、41項目を同時にチェック

ドロップスクリーン は、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)に対するIgE抗体を調べることができる最新の検査機器です。指先からほんのわずか(約20μL)の血液を採取するだけで、花粉・ダニ・ハウスダスト・ペット・食物など 41項目のアレルゲンを一度に測定 できます。

従来の検査との違い

従来のアレルギー検査では、注射器を使って数mLの採血が必要で、結果が出るまで数日かかることもありました。 しかしドロップスクリーンは、

  • 指先からの微量採血で済むため、注射が苦手な方や小さなお子様でも安心。
  • 30分で結果がわかるため、その日の診察で検査結果を確認可能。
  • 院内で完結するため、検査から診断までの流れがスムーズ。

患者さんにとっては「痛みや不安が少なく、その日のうちに原因がわかる」大きな安心につながります。

検査できる項目の詳細

ドロップスクリーンでは、生活の中でよく遭遇するアレルゲンを幅広く調べることができます。

  1. 花粉関連
    スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなど季節性の鼻炎や花粉症の原因を特定できます。
  2. 室内環境
    ダニ、ハウスダスト、カビ(アルテルナリアなど)一年を通じて起こる鼻炎や喘息の原因を確認できます。
  3. ペット関連
    犬、猫の毛やフケペットと接したときのくしゃみや鼻水、喘息症状の原因を調べられます。
  4. 食物関連
    卵白、牛乳、小麦、エビ、カニ、ソバ、ピーナッツなど食事後のじん麻疹や腹痛・下痢の原因を特定できます。

このように、花粉・室内環境・ペット・食物といった幅広い分野を一度に調べられるため、患者さんの症状の原因を効率的に特定できます。

患者さんへのメリット

  1. 負担の少ない検査:注射器を使わず、指先からの採血で済みます。
  2. 迅速な診断30分で結果が出るため、その日の診察で治療方針を決定可能。
  3. 幅広い項目を一度に確認41項目を同時に調べられるので、原因を効率的に特定できます。
  4. 根本的な治療につながる:スギやダニのアレルギーが確認できれば、舌下免疫療法などの根本治療に結びつけられます。

まとめ

ドロップスクリーンは、従来の検査よりも負担が少なく、お子さんにも安心して受けられる検査です。そして結果をその日のうちに知ることができる革新的なアレルギー検査機器です。 患者さんにとっては「不安を減らし、原因を早く知り、すぐに治療につなげられる」安心を提供します。

全自動血球計数装置(Celltac α MEK-1302)

血液の基本的な状態を調べるための装置です。

  1. 白血球数と3分類(リンパ球・単球・顆粒球)を測定し、感染症や炎症の有無を確認できます。
  2. 赤血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリットを測定し、貧血や血液の酸素運搬能力をチェックします。
  3. 血小板数を測定し、出血傾向や血液の固まりやすさを把握します。
  4. CRPC反応性タンパク)を測定し、体内の炎症や感染症の程度を知ることができます。

血液は、体の健康状態を映し出す大切な鏡です。Celltac α MEK-1302 は、その血液の中に含まれる細かな成分を正確に測定するための最新装置です。白血球数やその種類(リンパ球・単球・顆粒球)を調べることで、感染症や炎症が起きていないかを確認できます。また、赤血球数やヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値を測定することで、貧血の有無や血液が十分に酸素を運べているかを把握できます。さらに、血小板数を測定することで、出血しやすい状態や血液の固まりやすさをチェックすることが可能です。加えて、炎症の指標である CRPC反応性タンパク) を測定できるため、体内で炎症や感染が起きているかどうかを早期に知ることができます。

患者さんにとっては「感染症や貧血などを早期に発見できる安心」につながり、定期通院の方にとってもその日の状態をリアルタイムに確認できる大きなメリットがあります。

臨床化学検査装置(富士ドライケム NX600)

血液や尿を使って、体の臓器の働きを詳しく調べる装置です。
  1. 肝機能(ASTALTγ-GTPALP、総ビリルビンなど)肝臓の健康状態を確認。
  2. 腎機能(尿素窒素、クレアチニンなど)腎臓の働きをチェック。
  3. 電解質バランス(ナトリウム、カリウム、クロール)脱水や体のバランス異常を把握。
  4. 脂質異常の検査(総コレステロール、HDLLDL、中性脂肪など)動脈硬化や生活習慣病の予防に役立ちます。

体の臓器がどのように働いているかを詳しく調べるための装置が 富士ドライケム NX600 です。血液や尿を用いて、肝臓や腎臓の機能、脂質異常の有無を正確に測定することができます。肝機能検査ではASTALTγ-GTPなどを調べ、肝臓の健康状態を確認します。腎機能検査では尿素窒素やクレアチニンを測定し、腎臓が老廃物をきちんと排出できているかを把握します。さらに、ナトリウム・カリウム・クロールといった電解質を測定することで、脱水や体のバランス異常を早期に発見できます。そして、総コレステロールやHDLLDLコレステロール、中性脂肪を測定することで、脂質異常症の有無を確認し、動脈硬化や心臓病の予防につなげることができます。

特に生活習慣病で定期的に通院されている患者さんにとっては、病状コントロールをリアルタイムに確認できるため、その日の診察で治療方針をすぐに調整できる安心があります。

糖尿病検査装置(DCAバンテージ)

糖尿病の状態を詳しく調べるための専用装置です。
  1. HbA1c(ヘモグロビンA1c過去12か月の血糖状態を確認できます。
  2. 微量アルブミン尿腎臓への負担や合併症の早期発見に役立ちます。

糖尿病の患者さんにとって、日々の血糖コントロールがどのようにできているかを知ることはとても大切です。DCAバンテージ は、糖尿病の状態を詳しく調べるための専用装置で、HbA1c(ヘモグロビンA1c)を測定することで過去12か月の血糖状態を確認できます。これにより、日々の食事や運動、薬の効果がどのように反映されているかを把握できます。また、微量アルブミン尿を測定することで、腎臓への負担や合併症の兆候を早期に発見することができます。

糖尿病の患者さんにとっては、治療効果をその場で確認できる安心があり、医師と一緒に「今の状態」を共有しながら治療を続けられる大きなメリットがあります。

感染症迅速検査

免疫学的検査装置(感染症分析 IMMUNO AG2

感染症は、発症してからできるだけ早く診断することが大切です。従来の検査キットでは、ある程度症状が進んでからでないと正確な結果が得られにくいという課題がありました。そのため「まだ発症したばかりなのに検査では陰性」というケースも少なくありませんでした。
IMMUNO AG2 は、この課題を解決するために開発された最新の免疫学的検査装置です。免疫反応を利用した高精度な測定により、従来の検査キットよりも 発症間もない早い段階で感染症を検出できる のが最大の特徴です。

IMMUNO AG2でできること

  1. インフルエンザやCOVID-19RSウイルスなどの感染症を短時間で検出可能
  2. 従来よりも早期に診断できるため、症状が出始めたばかりの患者さんでも検査が可能
  3. 高精度な免疫反応測定により、診断の信頼性が向上
  4. 検査結果を迅速に医師が確認できるため、治療開始までの時間を短縮

まとめ

従来の検査キットでは「発症してから時間が経たないと正確な診断が難しい」という制約がありましたが、IMMUNO AG2 はその壁を越え、発症間もない段階から感染症を検出できるという大きな進歩を実現しました。

患者さんにとっては「症状が出始めたばかりでもすぐに診断できる安心」が最大のメリットです。

まとめ

当院では、これらの検査機器を組み合わせることで、

  • 血液の状態(Celltac α MEK-1302
  • 臓器の働きや生活習慣病の管理(富士ドライケム NX600
  • 糖尿病のコントロール(DCAバンテージ)
  • 感染症の早期診断(IMMUNO AG2

を総合的に確認できます。患者さんにとっては、その日の診察で自分の体の状態をリアルタイムに知ることができる安心が最大のメリットです。