各種検査
各種検査
当院では、腹部エコー検査、X線(レントゲン)検査、骨密度検査、心電図検査、血液検査、感染症迅速検査を行っております。

高い周波数の超音波を腹部にあて、腹部臓器の状態を調べる検査です。胃や腸、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、大血管の様子を観察することができます。検査は、X線やCTなどと違い、被爆もなく安全な検査です。短時間で非常に多くの情報をリアルタイムに得ることができるので、有効な検査です。

レントゲン検査は、X線(エックス線)を体にあてることにより、画像化する検査です。空気は黒く、骨は白く見えます。一般的に『レントゲン撮影』と呼ばれます。当院では、最新のDRシステム(デジタルX線撮影システム)を導入しています。従来のフィルム撮影やCR方式と比べて、よりスピーディーで高精度な画像診断が可能になり、患者さんにとって安心できる検査環境を提供します。
DRシステムは、スピード・精度・安全性を兼ね備えた最新のX線検査システムです。 患者さんにとっては「待ち時間が少ない」「体への負担が少ない」「安心して診療を受けられる」という大きなメリットがあります。
骨の健康を守るために「骨密度」は、骨の強さを判定するための代表的な指標です。骨密度検査では、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。骨の健康を知る上で重要な手がかりです。
骨粗しょう症は、骨折や寝たきりの原因となる病気で、早期発見と治療効果の確認がとても重要です。ALPHYS A は、前腕を対象に骨密度を測定する最新のX線装置で、短時間・高精度・負担の少ない検査を実現しています。
ALPHYS Aは、超音波法や中手骨検査と比べて「骨密度を直接・定量的に測定できる」点が大きな強みです。 そのため、骨粗しょう症の早期発見だけでなく、治療判定や経過観察にも活かせる信頼性の高い検査を提供します。

心電図検査は、診察や健康診断などの際に頻度が高い一般的な検査です。心臓の筋肉に流れる電流を、体表面から記録する検査です。心電図検査では、電流の流れ具合で異常がないかがわかります。また、1分間に電気が発生する回数である心拍数も測定されます。心電図は病気を発見するためにとても有用な検査ですが、心電図検査だけでは見つけることが難しい心臓病もあります。当院では12誘導心電図に加え、病院外で発生する不整脈を見落とさないよう、24時間記録できるホルター心電図を受けることができます。

ドロップスクリーン は、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)に対するIgE抗体を調べることができる最新の検査機器です。指先からほんのわずか(約20μL)の血液を採取するだけで、花粉・ダニ・ハウスダスト・ペット・食物など 41項目のアレルゲンを一度に測定 できます。
従来のアレルギー検査では、注射器を使って数mLの採血が必要で、結果が出るまで数日かかることもありました。 しかしドロップスクリーンは、
患者さんにとっては「痛みや不安が少なく、その日のうちに原因がわかる」大きな安心につながります。
ドロップスクリーンでは、生活の中でよく遭遇するアレルゲンを幅広く調べることができます。
このように、花粉・室内環境・ペット・食物といった幅広い分野を一度に調べられるため、患者さんの症状の原因を効率的に特定できます。
ドロップスクリーンは、従来の検査よりも負担が少なく、お子さんにも安心して受けられる検査です。そして結果をその日のうちに知ることができる革新的なアレルギー検査機器です。 患者さんにとっては「不安を減らし、原因を早く知り、すぐに治療につなげられる」安心を提供します。

血液の基本的な状態を調べるための装置です。
血液は、体の健康状態を映し出す大切な鏡です。Celltac α MEK-1302 は、その血液の中に含まれる細かな成分を正確に測定するための最新装置です。白血球数やその種類(リンパ球・単球・顆粒球)を調べることで、感染症や炎症が起きていないかを確認できます。また、赤血球数やヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値を測定することで、貧血の有無や血液が十分に酸素を運べているかを把握できます。さらに、血小板数を測定することで、出血しやすい状態や血液の固まりやすさをチェックすることが可能です。加えて、炎症の指標である CRP(C反応性タンパク) を測定できるため、体内で炎症や感染が起きているかどうかを早期に知ることができます。
患者さんにとっては「感染症や貧血などを早期に発見できる安心」につながり、定期通院の方にとってもその日の状態をリアルタイムに確認できる大きなメリットがあります。

体の臓器がどのように働いているかを詳しく調べるための装置が 富士ドライケム NX600 です。血液や尿を用いて、肝臓や腎臓の機能、脂質異常の有無を正確に測定することができます。肝機能検査ではAST、ALT、γ-GTPなどを調べ、肝臓の健康状態を確認します。腎機能検査では尿素窒素やクレアチニンを測定し、腎臓が老廃物をきちんと排出できているかを把握します。さらに、ナトリウム・カリウム・クロールといった電解質を測定することで、脱水や体のバランス異常を早期に発見できます。そして、総コレステロールやHDL・LDLコレステロール、中性脂肪を測定することで、脂質異常症の有無を確認し、動脈硬化や心臓病の予防につなげることができます。
特に生活習慣病で定期的に通院されている患者さんにとっては、病状コントロールをリアルタイムに確認できるため、その日の診察で治療方針をすぐに調整できる安心があります。

糖尿病の患者さんにとって、日々の血糖コントロールがどのようにできているかを知ることはとても大切です。DCAバンテージ は、糖尿病の状態を詳しく調べるための専用装置で、HbA1c(ヘモグロビンA1c)を測定することで過去1〜2か月の血糖状態を確認できます。これにより、日々の食事や運動、薬の効果がどのように反映されているかを把握できます。また、微量アルブミン尿を測定することで、腎臓への負担や合併症の兆候を早期に発見することができます。
糖尿病の患者さんにとっては、治療効果をその場で確認できる安心があり、医師と一緒に「今の状態」を共有しながら治療を続けられる大きなメリットがあります。

感染症は、発症してからできるだけ早く診断することが大切です。従来の検査キットでは、ある程度症状が進んでからでないと正確な結果が得られにくいという課題がありました。そのため「まだ発症したばかりなのに検査では陰性」というケースも少なくありませんでした。
IMMUNO AG2 は、この課題を解決するために開発された最新の免疫学的検査装置です。免疫反応を利用した高精度な測定により、従来の検査キットよりも 発症間もない早い段階で感染症を検出できる のが最大の特徴です。
従来の検査キットでは「発症してから時間が経たないと正確な診断が難しい」という制約がありましたが、IMMUNO AG2 はその壁を越え、発症間もない段階から感染症を検出できるという大きな進歩を実現しました。
患者さんにとっては「症状が出始めたばかりでもすぐに診断できる安心」が最大のメリットです。
当院では、これらの検査機器を組み合わせることで、
を総合的に確認できます。患者さんにとっては、その日の診察で自分の体の状態をリアルタイムに知ることができる安心が最大のメリットです。